雑な記

ネットワークエンジニアのメモ書き。

Amazon Go、人を置く

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Amazon無人コンビニ・Amazon Goは、レジで支払いをする必要がなくて画期的とされる一方、クレジットカードや銀行口座を持たない人には使えないってことで批判もされてきました。米国では約6.5%の世帯が銀行口座を持っていないとされていて、その多くは低所得者層の人たちです。その批判に対しAmazonが出した答えは、少なくとも当面は、「無人」とか「キャッシュレス」っていうAmazon Goのコンセプトをあきらめるということのようです。 

 

日本は未だに会社や政治界での男尊女卑が根強い等、平等さにおいて海外を見習う点は多々あると思いますが、さすがにこれは違う・・・。

 

差別と区別

Amazon Goのコンセプトは、言うまでもなく「無人コンビニ」です。無人ですのでキャッシュを扱うのは困難、よってキャッシュレスです。

低所得者層を蔑ろにしているとかそういうことではなく、キャッシュレスによって無人を実現することがコンセプトなんです。これを差別的だと批判されたら、イノベーションを実現する企業はたまったもんじゃありません。

キャッシュレスオンリーのコンビニ、これは区別です。

 

コンビニは社会インフラ?

日本でも、セブンイレブンの24時間営業問題で「コンビニは社会インフラか否か」が問われたと思います。私は、結局は民営の営利目的ですので、あくまで「社会風インフラ」でしかないと考えます。本当の社会インフラは、(完全な)民営会社が担うものではありません。

Amazon Goもコンビニですから、「社会インフラ」として問われた結果がこれなのだと推察しますが、無人コンビニというコンセプトを諦めてしまったことは非常に残念です。

ちょっと、アメリカの行き過ぎた平等主義は怖いですね。