UNITED ARROWSが脱ZOZOへ?
ZOZOTOWNから撤退する?という書き込みを見かけて調べてみると、正しくは「UNITED ARROWSが自社ECサイトの運営をZOZOから変更」でした。
同じ商品の在庫状況がZOZOTOWNとECサイトで同じだったので、在庫を共有しているんだろうなぁとは思っていたのですが、そもそもZOZOが外注で請け負っていたんですね。
なお、ZOZOのアパレル企業へのEC運営支援事業は19年3月期に100億円の見通しで、ユナイテッドアローズが過半を超える最大の顧客だった。
ZOZOへのインパクト大です…Twitterどころじゃないですね。
竹田社長執行役員は、「ゾゾタウンはファッションに興味のあるお客さまに広い間口を持っており、また若年層のお客さまも多い。当社ブランドを知ってもらえる機会になる」と語り、ゾゾタウンへの出店は継続する。
出店は継続するとのことですが、距離は置きたいのが本音でしょう。ZOZOARIGATO加入者はZOZOTOWNのほうが安く買えてしまいますが、対策はあるのでしょうか。
来年下期以降、新たに組むパートナーは現時点では明らかにしていない。「パートナーには実店舗で求められていること、さらにはそれを上回るサービスが実現できることを求めた」と竹田社長執行役員。再編により、自社の物流施設で発送業務を行うことで、各種オムニチャネルサービスの実現やフリー在庫の効率的運用、カスタマーサポートを自社内に取り込むことによるサービスレベルの向上を図る。
投資額16億円の使用用途は、これまで外部に委託していたカスタマーサポートや在庫管理の全てを自社運用に切り替える新体制の構築。5月に開設した流山物流センターの本格稼働やカスタマーサポートの基盤を整える。
内製化する気満々のように思えるのですが、パートナーという言葉も出ていますね。内製化にせよSIerにせよ、こんなところにもインフラエンジニアの需要があります。
UNITED ARROWSに期待すること
記事でも語られていますが、ECサイトと実店舗の融合です。具体的に言うと、ECサイトで注文した商品を(送料無料で)実店舗で受け取れること。これはすでにユニクロが行っているのですが、このサービスを利用し始めてから購買意欲が増したことを実感しています。現状のECサイトは5,000円以上で送料無料で、ユニクロほど低い価格帯でもないのですが、green label relaxingやセール品での需要はあるのではないでしょうか。
追記
かなり詳細な記事が出ていましたので貼っておきます。
今回の体制変更ではインハウスなエンジニアチームを抱えるわけではないが、新たなパートナーとの密着した運用で解決を図る。
やっぱり内製化ではないようですね。